旬のわらび(蕨)を美味しく食べる方法についてお伝えします。
おすすめの食べ方
おひたし(醤油和え)
旬のわらびを味わうのに一番おすすめなのは、おひたし(醤油和え)です。
シンプルなので、わらび本来の風味や食感がよく分かります。
<作り方>
- あくを抜いたわらびを適当な長さ(5~6cmくらい)に切ります
- 切ったわらびを器に盛り、お醤油をかけて完成
お醤油の代わりに「めんつゆ」でも美味しくいただけます。
切らずに食べてもGood
わらびの本場山形では、一本漬けを切らずにそのまま豪快に盛り付けることもあります。
やや食べづらいですが、ちょっぴり苦味のある頭から粘り気がある胴まで、旬のわらびを丸ごと味わうことができます。
生姜を添えて
お好みで「おろししょうが」を添えると、さわやかな香りがプラスされて美味しいです。
見た目も美しいですね。
削り節をのせて
わらびにはかつお節の風味もよく合います。
削り節をのせてから、お醤油をかけていただきます。
マヨネーズをのせて
わらびのお浸しは、じつはマヨネーズとの相性も良いです。
ぜひお試しください。
わらびのたたき
あまり知られてはいませんが、ワラビはたたきで食べると非常においしいです。
ネバネバがクセになります!
本来は味噌で味をつけるものですが、わらびの醤油漬けを使うととても手軽です。
<作り方>
- 適当な長さに切ったわらびの醤油漬けを、包丁で細かく刻みます
- おろし生姜または山椒(葉山椒の刻んだものも良いです)を少々加え、さらに包丁の背でたたきます
- ほど良く食感が残るくらいにたたいたら完成です
「白いご飯」や「冷たいそば」にかけて食べれば、わらびの香りとともに、トロっとしたのど越しが楽しめます。
わらびの煮物
煮物もわらびの定番で美味しくいただけます。
<作り方>
- あくを抜いたわらびを適当な長さ(5~6cmくらい)に切ります
- 少量の油をひいた鍋で、わらびを軽く炒め、だし汁1カップを加えます
- 煮立ったら、酒:大さじ1、砂糖:大さじ1、しょうゆ:大さじ1を加え、煮詰めます
- 各分量はわらびの量に応じて加減してください
「油揚げ」や「こんにゃく」を入れても良く合います。
山菜そば
田舎の味「山菜そば」が手軽にお楽しみいただけます。
<作り方>
- あくを抜いたわらびを適当な長さ(5~6cmくらい)に切ります。わらびは醤油漬けで大丈夫です
- 温かいお蕎麦にのせれば、完成です
他にねぎ・きのこ・たけのこ・揚げ玉・のりなどの具材とも合いますので、お好みで一緒にのせてみてください。
山菜炊き込みごはん
わらび、にんじん、油揚げなど、自分好みの具材を使った炊き込みごはんです。
シンプルに「わらびだけ」でも素朴な味わいになります。
<作り方>
- 炊飯器に研いだ米(3合)を入れます
- 好みの具材を適当な長さに切ります
- 切った具材と酒(大さじ2)・醤油または薄口しょうゆ(大さじ2)・みりん(大さじ1)・顆粒だし(小さじ1程度)を合わせ、炊飯器に入れます
- 水加減は、全ての材料を入れた後に、通常の白米を炊く量と同じにします
- あとは炊飯器で炊けば4~5人分の炊き込みご飯が完成です
わらびの頭(穂先)について
わらびの頭(穂先)は、多少の苦味がありますが食べられます。
お好みでどうぞ。
ただし、開きすぎた穂先は食感がよろしくないので取り除くことをおすすめします。
わらびの頭の葉のような部分は、穂先(ホタ・ホダ)と言います。
穂先は、茎のように見える部分(※)よりも「あく(苦味)」が多いので、一般的にはあまり食べないようです。
※ワラビは地下茎なので、正確には茎ではなく葉です。
しかしながら、山菜は苦味(=春の香り)を楽しむ食べ物でもあります。
ぜひ一度は、新鮮なわらびを丸ごと味わっていただきたいです。
本当のおいしさをお確かめください
丸昌の「わらび醤油漬」は、あく抜きから味付けにいたるまで、「わらびの本当のおいしさ」を追求した逸品です。
ぜひ一度は、本場の旬のわらびの本当の美味しさを味わってみてください。