国産わらびの生産量について

春の訪れとともに食卓を彩る「わらび」。
南は九州・四国、北は東北・北海道まで採ることができ、広く食されています。

そんな日本を代表する山菜のわらびですが、生産量が多いのはどこでしょうか?

わらびの生産量について、政府統計から調べてみました。

国産わらびの生産量

都道府県別わらび生産量ランキング(2023年)

1位 山形県(119.8トン)
2位 新潟県(45.5トン)
3位 福島県(25.1トン)
4位 岩手県(23.7トン)
5位 高知県(23.5トン)
6位 秋田県(17.6トン)
7位 長野県(17.1トン)
8位 青森県(13.0トン)
9位 石川県(11.5トン)
9位 福岡県(11.5トン)
全国 415.0トン

出典:特用林産物生産統計調査 確報 令和5年特用林産基礎資料 令和5年品目別資料 2-34 たけのこ・山菜 山菜の生産量 年次 2023年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

わらびの生産量日本一は「山形県」でした。

その量は約120トンで、 国内産わらび全体のおよそ30%の量です。
ちょっとびっくりしました。

それもそのはず、山形のわらびは地域の伝統野菜に認定されるほど。
山形はわらび王国なんですね。

旬の季節には、美味しいわらびが沢山ございます。

輸入わらびの量

一方で、わらびは輸入されたものも多く流通しています。

わらびの輸入統計(2022年)

ロシア 808トン
中国 790トン
合計 1,598トン

※出典:特用林産物生産統計調査 確報 参考資料 3-3 輸入統計 わらび(0711.90-019) 年次 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

このように、輸入わらびの合計は1,598トンです。

前述の通り、国内産わらびの総量は415トンですから、流通しているわらびのおよそ80%が輸入ワラビなのですね。

輸入わらびのおかげで、年中・安価にわらびが入手できるのは便利なことです。

しかし、国産わらびの美味しさを知らないまま「わらび嫌い」になっている人もいると聞きます。

食育の一環として、貴重な国産わらびの味を伝え続けることが、当店の使命です。

わらびの旨さが分かる漬物

丸昌の「わらび醤油漬」は、山形県産わらびの旨さを存分に引き出したお漬物です。

毎年多くのリピーター様にご好評いただいております。

国産わらびの本当の美味しさを、ぜひご賞味ください。