雪菜ふすべ漬の盛り付け画像

この商品の特徴

まぼろしの野菜「雪菜」のお漬物

まぼろしの野菜「雪菜」

上杉鷹山公の時代から食される郷土の野菜「雪菜」を、さっとお湯に通し、シンプルな塩漬けにしました。

さわやかな辛味と風味が特徴で、まさに自然の味わいが感じられるお漬物です。

ふすべ漬とは

ふすべる」とは地元の言葉で「お湯でさっと湯がくこと」を言います。

雪菜は「ふすべる」と独特の辛味が湧き出てきます。
しかもすぐには出ずに、3~4日たってから出てくるのです。

その辛味がなんと爽やかなこと!

言葉でお伝えするのは非常にむずかしいので、ぜひとも実際に味わっていただきたいです。

「辛味」にこだわります

雪菜ふすべ漬のただ唯一残念な点は「辛味の寿命が短いこと」です。

ふすべてから数日後にやっと湧き出てきた辛味も、空気に触れ続けると数時間で飛んでしまいます。
幻のように・・・

そのため、飛んだ辛さを補うために「鷹の爪」などを一緒に漬ける方もいらっしゃいます。
しかし、それでは雪菜ふすべ漬の味とはとうてい呼べません。

そこで当店では、雪菜の辛味が飛ばないようご注文をいただいてから漬け上げております。
大変手間がかかり多くを漬けることはできませんし、お客様にも少々お時間をいただくことになってしまいます。

それでも、雪菜の本当の辛さ「幻の味」をお届けしたい!後世に伝えたい!
この一心で当店では雪菜ふすべ漬を作っております。

大手企業さんでは商品化のむずかしい「雪菜のふすべ漬け」をぜひともご賞味ください。

完全無添加のお漬物です

当店の雪菜ふすべ漬は添加物を一切使用しておりません

雪菜の美味しい部分のみを用い、繊細な食感と最高に爽やかな辛みを楽しむという、今となっては生産者だけが味わえる贅沢なお漬物が雪菜ふすべ漬です。

噛めば噛むほど独特の辛みと風味が感じられなければ、本物ではありません

当店では保存料はもちろんのこと、余計な味付けをせず塩のみを使い、長年培った「ふすべの技」で雪菜の持ち味を最大限に引き出した、正に本物の味をお届けしております。

食材について

世界が希少と認めた「雪菜」

世界が認めた「雪菜」

雪菜は、「食の世界遺産」に認定されている希少な伝統野菜です。
食の世界遺産とは、いわば世界遺産の食材版のことで、希少な食材を守ろうという取り組みです。

なぜ希少かというと、雪菜は絶滅の危機に瀕しているからです。

雪菜は、ごく一部の地域(山形県置賜地方)でしか栽培されておらず、収穫に手間がかかり歩留りもよくないことから、生産量が年々減少しています。
このままでは、希少な食文化を後世に伝えるのは難しいです。

その支援策として、スローフード協会が、雪菜を「味の箱船」に登録しています。
(参考:雪菜 | 日本スローフード協会

スローフード協会とは、イタリアに本部を構える国際的なNPOです。
スローフード協会では「味の箱舟=ARK OF TASTE ※通称アルカ」計画と称して、「大量生産される画一的な加工食品という”大洪水”から伝統食品を救う」という世界的活動を行っています。

雪菜の収穫方法

雪菜のとう(花茎)の画像

その収穫の方法も独特です。

畑で60センチほどに育った雪菜は、雪の降り始める直前に土から抜き取られます。
これを束ねて稲わらと土で作った雪室で囲い、雪の降り積るのを待ちます。

降り積もった雪の下でも、雪室の中は一定の温度を保ちます。

その中で雪菜は、自分自身の葉を栄養源として「とう(花茎)」をのばすのです。
これが雪菜の「とうが立つ」と言います。

元々は大きな葉を持つ野菜ですが、葉の栄養分はとう(花茎)に使われてしおれてしまい、可食部分の大きさはじつに3分の1程度になってしまいます。

この状態になってから、やっと雪菜を厚い雪から掘り出し、葉の部分を取り除いて初めて「雪菜」を食することが出来るのです。

雪菜のルーツ

雪菜のルーツは、越後から伝えられた長岡菜というアブラナ科の野菜と、山形県の伝統野菜である「遠山かぶ」が自然交雑し生まれた野菜の「花茎部分=とう」と考えられています。
そのため、昔は「かぶののとう」と呼ばれていたそうです。
(参考:遠山かぶの粕汁 山形県 | うちの郷土料理:農林水産省

米沢の9代目藩主「上杉鷹山(1751-1822)」公の時代から、郷土の伝統野菜として食されてきました。
ビタミン・ミネラルや食物繊維が豊富なことから、野菜が採れなくなる真冬の栄養源として重宝されていたのです。

雪菜という名称も、積雪の下でとう(花茎)を育たせることから、その名にふさわしく雪菜と命名されたと伝えられています。

ちなみに、仙台で雪菜と呼ばれるものとは全くの別物です。

雪菜の食べ方

雪菜は独特の辛味が特徴で、シャキッとした食感があります。

伝統的な調理法である「ふすべ漬」が、最も雪菜本来の味わいを引き出す食べ方なのでおすすめです。
ちょっと贅沢ですが、ふすべ漬を刻んで納豆に混ぜて食べるのも美味です。

じつは、生で食べてもクセがなく、ほのかな甘みがあるので、スティックサラダとして美味しく食べることができます。

雪菜のスティックサラダの画像

また、冷しゃぶの付け合せにするのも抜群に美味しいです。

雪菜と冷しゃぶの画像

商品情報

【先行予約】雪菜ふすべ漬4袋セット

雪菜ふすべ漬4袋セットのパッケージ画像

栽培量が少ないため数量限定です。
毎年あっという間に完売してしまいます。
どうぞ、お早めにご注文ください!

  • 販売期間 : 1月頃~2月頃
    (野菜の生育状況で前後します)
  • 2024年の発送予定: 1月下旬頃より発送開始の予定です。
  • 2024年分完売しました(2024/2/7)
この商品は「漬けあがり次第の発送」となります。お届け日の希望にそえない場合がございますので、どうぞ期日に余裕をもってご注文願います。

食品一括表示

名称 雪菜の塩漬
原材料 雪菜
漬け原材料【食塩】
原料原産地 山形県産(雪菜)
内容量 110g
賞味期間 7日間
保存方法 要冷蔵(0~10℃以下
使用方法 ※開封後は辛味が失われるのが早い為、食べ切るようお願いします。

お客様の声

雪菜ふすべ漬4袋セット